熱帯夜

女として女に愛され愛したい

世帯を分けよう。ふうふ(関係としては俗にいう夫婦)だけど、世帯分離してやる。

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連日コロナ、コロナ、コロナ、コロナコロナコロナ……。いい加減、頭の中が疲れてきました。それでもやっぱりこまめな手洗い・アルコール消毒・おいしく食べてぐっすり眠るなどの予防を徹底する行動をとっていないと、自分が感染してしまうことが現実的になってきましたし。とりあえずは家にいます。ステイ、ホーム。

お仕事についても色々と思うことがあるのですが、今日は『世帯』について書こうと思ってMacBookを開きました。こうして夕方の早い時間に書き物ができるのも、時差出勤のおかげっちゃおかげ……?気を抜くとすぐに昼夜逆転してしまう夜型人間なので朝早くてめちゃめちゃ辛いんですが、その分早く帰って好きなことができているので、まぁ。

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出ましたね。世帯。世帯って一体なんなの。同性では結婚ができない日本に住んでいる同性愛者には関係ないかと思いきや、めちゃくちゃ関係あるよなコレ。

だってうちはいま世帯一緒にしてるんです。結婚したいのに、ふうふになりたいのにできないなら、せめてもの願いで『同一世帯』としたい。協力して働き、協力して家事をしながら生活というか家計を一緒にしている証。世帯ぐらい一緒にさせてよ。事実婚にもいれてもらえないらしいけど。という感じで、一緒に暮らす市に引っ越してきたときに、手続きを行いました。だから選挙の投票用紙なんかは同じ用紙で送られてきて、結婚していないのにふうふみたいだねって喜んだものでした。

 

sultrynight.hatenablog.com

↑過去に『世帯』と『事実婚』に関して詳しく書いた記事。

でも今回の『1世帯30万円の現金給付』って私たち、そもそも国からの差別で結婚できないだけなのに、世帯を一緒に(家計を一緒にしていると申告)していたら、どちらかが給与の水準を下回っても給付の対象にもならないじゃん。何?このクソシステム。世帯という文字がこれほどまで憎くなったことはない。なんなの?バカにするのもいい加減にしろよ?

 

 

 

 

こんな風に思うぐらい、権利をもらえない結婚という制度や世帯という定義に振り回されて悩んでいるのに、国は同性のパートナーと暮らしている人たちのこと無視したようなやり方をしてくるから、もう限界。世帯分ける。日本国にいる夫婦には許されていないこと=ふうふ関係だけど世帯分離をしてやる。世帯というのは、そもそも私たち同性ふうふには関係のない定義だったのだな、と理解したんだもの。

いまの日本では、同一世帯である夫婦での世帯分離は、民法の規定で原則できないんですって。調べたら民法の第752条【同居、協力及び扶助の義務】で「夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならない」って定められていたの。同居の夫婦間では基本的には同一世帯と考えられる、っていう記録が過去に総務省から出ているらしいですよ。

家計も一緒にしているから世帯を一緒にしたい、そして好きな人と結婚するということに憧れている私にとっては『同一世帯』と呼ぶことさえ夢だったけど、国や世間からしたらただの結婚ごっこだったということでしょ。つら。辛いけど、コロナの影響で、お互いの給料の水準がどうなるか分からない以上、今まで他の夫婦よりも余計に払い続けた税金を取り返してやるという気持ちで世帯分離をする。

政府が給付について発表した直後のこの行動がヤバいと思うなら、違反だズルだと思うなら、私たちがあなたたちと同じ結婚の権利を手に入れられるように一緒に叫んでよ。愛する人と世帯を一緒するメリットが私たちも欲しいよ。

配偶者控除がなく、扶養にも入れず、どちらかが死んだら夫婦では払わなくてもいいはずの相続税を払うことになるんです。そんな私たちの生活を見てみぬふりを続けているんだから、代わりに30万とマスク2枚ぐらい余分にもっていかれたって痛くも痒くもないでしょ。私たちは一生懸命税金を払っているのに、夫婦関係の想定外だって言い張るぐらいなんだから。