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熱帯夜

男も女も犬も子どももいる世界で過ごす、私、miraの物語。

いまこの瞬間にも、いちばん必要なもの

everyday

わたしたちにとって、本当に必要なものは分かってる。……というより、今回のデートで、より明らかになった。

 

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そう。ずばり『家』なのだ。

今回は、わたしの偶然の休みを利用して2泊3日の逢瀬だった。その間に、久し振りにカラオケに行ったり、舞台を観に行ったりと、とても順調で楽しいデートだった。ドラッグストアに入って日用品を買ったり、美味しいごはん屋さんに入ってほろ酔い気分でたくさん楽しいことを話したりもした。わたしとhoneyはいつの間にか家族になっていっているので、常に視線にハートを飛ばし合うことはない。……でもわたしからは、たまに、いや、結構飛ばすことはあるな。ひとりの時間もそれぞれが楽しめるようになったし、お互いを信用し合うことで気持ちの面でも穏やかに接し合うことができている。

だからこそ、困ったことがある。することがなくなって、外にはもうこれ以上いたくない気分になったときに、帰る家が、ないのだ。本来あるべきはずの、家がない。

家がないわたしたちには、古本屋に行って夢中で本を探す(フリをしているのかもしれない)旅に出たり、本当は、するつもりもないゲームセンターに足を運んで、無心でパチンコをしている(ように見える)おじいさんや、(子どもと一緒になって……いや、実際は子ども以上に)ゲームを楽しむ大人・家族連れを見て、そこはわたしたちがいるべき場所じゃないことを、再確認したりする作業しかできなかった。


そして終いには「パチンコでも、行く?」「いいねw」とまぁこういう会話にいきつく。……結局、怖くてうるさくて、わたしたちにはとても扱いきれない場所だと知っているから行くことはないのだけれど。でも、わたしたちにはあるべき家がないから、どうしても、「おうちに帰ってDVDでも観ようか」「そうだね」にはならないのだった。否、なれないのだった。

わたしたちにとって、いま1番必要なものが、何かということを再確認したような気分だった。やるべきことが、きちんと見えてきた。もう、これ以上は待つことができない。待たせることができない。わたしは決意を新たにして、帰路についた。

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