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【観劇感想】舞台『剣豪将軍義輝~星を継ぎし者たちへ~』義輝 後編、観に行ってきたよ!

こんにちは、mira(@mirara_l)です。6月17日(土)に、EXシアター六本木にて、舞台 剣豪将軍義輝の後編を観劇してまいりました。

 

mottorekishi.com

 

当然いまは義輝ロス

 

あまりに心揺さぶられて、今もかなり義輝ロスです。拡樹さん関連で少年社中の『三人どころじゃない吉三』とか、ディスグーニーの『Sin of Sleeping Snow』とかを観劇して、静かに涙を流したことがまだ記憶に新しいのですが、今回の義輝観劇での泣き方はね、もう比にならない。肩の震えが止まらないほど嗚咽を我慢しながら泣いたのは、観劇史上初、でした。


原作は文庫で上・中・下とあるのですが、私たちは上・中のみ既読で前編の観劇をした時点で登場人物たちにかなり惚れ込んでいました。だから続きがすごく気になった。ただ今回、後編のお芝居を観にいくことが決まったときに、下巻は読まずに舞台で義輝の最期を知ろうね、と約束して出かけたんです。それが本当に正解だった。

本当に原作が面白くて、そちらも涙無しでは読めない作品なのですが、座間さんをはじめとするもっと歴史を知りたくなるシリーズに関わる方のお一人お一人が、あの時代に生きた義輝の壮絶な人生をどう受け取り、どう私たちに届けてくださるのかが楽しみで仕方がなかった。

 

もっともっと覚悟が必要だった

 

 

もう、予想を遙かに超えられてしまって……。泣いて泣いて、ただ泣いて受け止めることしかできなかった。周りのお客さんも、隣で観劇していたパートナーも、みんなみんな義輝の生き様に涙が止まらなかったみたい。

剣豪将軍である義輝を演じたのが染谷俊之という役者で良かった。だって板の上にいたあの人は間違いなく、足利義輝だったんだもの。前に上映会のイベントに参加したときの記事にも書いたんですが、29才の染谷俊之という人の中に29才でこの世を去った第13代征夷大将軍の足利義輝が確かに存在したのを見ました。まるで、452年前のこの日が命日である義輝の魂が、染ちゃんに会いにきていたかのようだった。

千秋楽は残念ながらチケットが取れず悔しい思いをしましたが、この日の公演はきっと他の日にはない特別な想いをもって演じていたんだろうなぁ、と思うとうれしかった。私たちにとって1回きりだったこの1公演しか見ていないし、もちろん他の公演一つ一つを全力で、届けてくださっているのは分かる。それでも「永禄の変」が起きた452年後の6月17日に演じるんだ、という静かな想いが十分にキャストさん全員から伝わってくるようでした。特別な日をあの会場全体で共有できた素敵な空間でした。

 



▼ れきしクンこと長谷川ヨシテルさんが、私の気持ちを代弁してくれていました。

 

『五月雨は 露か涙か 不如帰 我が名をあげよ 雲の上まで』

 

本当に五月雨が降っていて。あの雨は義輝の涙か、小侍従の涙だったのか、それとも鯉九郎の?浮橋の?玄尊のものなのか、小四郎のものなのか。誰のものなんだろう、会場にいた私たち?あの時代に生きていた世間の人たち?もう分からなくなってしまって。ただこの時代に生きていて、一緒に観劇を楽しめるパートナーが隣にいてくれて良かった、と思った。

最期が近付くにつれて穏やかな表情になっていく義輝。今でもあの100人斬りの光景がスローモーションみたいに、やっぱり雨の音と一緒になって思い出されます。


自分でもびっくりするぐらいに衝撃を受けて胸にズシンときた舞台でした。もちろん感謝祭にも参加しましたよ~。千秋楽のチケットは全く勝てなかったのに、感謝祭は滑り込みセーフで購入することができました。よかった。

寝るときまでずっと義輝の感想を話しながら千秋楽が無事に終わるようにと祈り、2日連続でEXシアター六本木に。ここは幻の城や歴タメLIVEで何度も足を運んでいるので1番馴染みのある劇場かもしれないです。

▼ 観劇前恒例のカフェも、もちろん利用しましたよ!

 

▼ 物販も、楽しんで買えました〜

 

千秋楽後の感謝祭

 

感謝祭は、相変わらずアットホームな雰囲気で舞台本編とは打って変わって笑顔と元気をたくさん貰いました。個人的に主演で座長の染ちゃんが「お飾り公方」ならぬ「お飾りMC」としてふわふわした雰囲気で立っていてくれることが微笑ましかったです(笑)

幻の城のときの感謝祭はDVDで観てて、いいな~と思っていたので、今回自分も参加することができて、良かった!あの役者さんのイメージを折り紙で答えるという、某氏の「みんなに優しいカフェオレです♪」を思い出すコーナーにもちゃんと参加できましたよ。2階席だけど、キャストのみなさんが声をかけてくださったり、手を振ってくれたりしてうれしかったです。

私たち2人共、細貝圭くんの仕草にいちいち悶えてました。だってあの信長様の黒と赤の艶やかな着物姿で腕まくりしたり、足くるくる回してみたり……全く狙ってないところが逆にぐっときました。見てるところが変態くさいですね。かっこよかった~。

武智さんのお顔のペイントもゆっくり見られて「おおっ!」となりました。海の悪い人だからワカメとかが書いてあるって説明してくれた優しい武智さん、今回の役もかっこよくって超超超超お似合いでしたね……!

あと印象に残っているのは、杉江くんと輝山くんの赤ちゃん組かな(笑)めちゃめちゃかわいかった……。おじちゃんたちに「ここ邪魔だから退こうね~???」て言われたあとの必死の訴え→「え~?ここ座ってていいって言われたもん!」には正直萌え死んだし、あめちゃんもらったあとにポカポカ殴り合いのケンカしだすの堪らんほどかわいかった。今回はプチ土産が金平糖でしたけど、歴タメのときにはあめちゃんだったり。甘いお菓子もらえるのが、もっと歴史を知りたくなるシリーズの恒例で心がほぐれます。

 

歴史のエンターテイメント

 

その歴タメLIVEもまた夏に新作ということで楽しみです!早速、会場で先行抽選申し込みをしてまいりました。今回は刀ステの方に参加していて、こちらには出演されなかった我らが本命の鈴木拡樹さんも出演しますし、(染ちゃんとか寿里さんとか杉江くんいないのほんと残念ですが……)あの面白さはまた絶対に体感したい!

戦国鍋TVの3期を心から待ち望んでいるファンは多分ものすごい人数居るだろうし、いくらでもお金出しますからあのキャストのまま……!と願うのは私だけではないはず。おかずクラブさんもそう言ってた。でも、それが叶わないなら、今この2017年に戦国鍋TVをプロデュースした座間さんが企画するものの中で、歴史の魅力をこうして味わっていたい。新しいステージに全力でついていきたいです!!!だって楽しいもん!!!大好き!!!

 


でもやっぱり鍋のことは愛さずにはいられないから、夢は語り続けようね……。
最高でしたよね、戦国鍋TV……何がって全部よ……大好き……。

 

大樹が生きた証の余韻に浸りながら

 

この後に、宮本昌孝先生の書かれた原作をね、読みます。舞台の都合上カットされたところ、またはその逆で役者の魂が宿ることで更に魅力が増したシーン。この長編小説を読み終えたときに、また自分がどんな感想をもつのかが楽しみです。

歴史を知らないと、今の幸せはどうしても刹那的になってしまいますよね。義輝の時代に生きた人たちのおかげで、私たちが穏やかに生きていられるということを忘れてはいけないという大切な事実を胸に刻んで、今回のレポは終わります。

キャストの皆様、関係者のみなさま、確かにあの時代に連れていってくださった夢のような時間と、涙で胸がいっぱいになったたった一度きりの世界を体験させてくださり、ありがとうございました。ゆっくり体を休めて、次のお仕事も頑張ってください。

 

ameblo.jp

 

▼ 歴史を知るって、おもしろい! 

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▼ 前回の前編のイベントに行った記事はこちら

sultrynight.hatenablog.com