字を書くことが好きなんです。
mira(@mirara_l)です、こんにちは。
今日は、新しく買った文房具のお話。
キャップレス デシモ
前回、LAMY Safariの万年筆を購入してからそんなに経っていないのですが、もう調べれば調べるほど万年筆とインクの魅力に取り憑かれ、それは美しい沼にずぶずぶと……。たくさんたくさん調べました。その中で気に入ったものを1つに絞るのはかなり難しかったのですが、この子を選びました。『PILOT Capless decimo』の、色は大好きなレッドにしました。デシモを買うことは決めていて、色はお店にあるものか、黒とか紺とかシャンパンピンクとか無難な色でいいや〜と思っていました。でも、honeyが「シャンパンピンク!?ないわー、ないわー。君の場合、赤一択でしょ!」と言ってくれたことがきっかけとなり、ついに辿り着いた文具店のショーケースの中で一際輝く深紅の色に、一目惚れをしてしまったのです。
すごいかわいい!なんだこれ!すごいかわいい!わたしの大好きな赤だ!明るい赤じゃなくて、ボルドーに近い落ち着いた赤。それにこのツヤ。最高かな。初めての高級万年筆。これで本当によかった。ずっと使い続けていきたい。本当に期待以上に使いやすかったんです。
decimo(デシモ)というのは、スペイン語で10番目、という意味だそうです。1963年にキャップレス万年筆発売以来、10番目のモデルだからつけられた名前なんですって。カタカナにするとかわいいね。ペン先が18金で柔らかいの!ラミーの万年筆のペン先はスチール製の鉄ペンだったから書き味がやや硬かったのですが、こちらはこれぞ求めていた書き心地という感じで、インクを入れた後にするすると文字が書けたあの感動は忘れられないな〜。
ちなみにペン先は『EF』という1番細いタイプを選びました。5ミリ方眼の中に線が潰れずしっかり書けるぐらい細いです。インクの濃淡を楽しみたい場合は、もっと太めのニブを選ぶべきだけれど、わたしは主にほぼ日手帳にたくさん書き込むことが今のところの1番の使い道なので、これにしました。細くてもわたし個人の感想としては、思ったほどカリカリ感がなくぬるぬる書けるな〜でした。やっぱり金ペンは柔らかいのね。
キャップレス、多分買った人にしか分からない便利さなのかもしれません。普通、万年筆といえばキャップを後ろにつけたときの重さまで計算されているもので、キャップ無しなど邪道だと思う方もいるかもしれません。それでも、仕事場でいかにも万年筆を使っていますみたいに見られると、ボールペンや水性ペンが主流な中、目立ってしまうと思うし(その目立ちが逆に良い、という考えも分かりますが)、メモをとるときや何かに書き込むときにはスピード感が大事です。そこでこのキャップレス デシモを取り出して、カッチ、っとノックをして書けるまでの手間の無さ。このスピード感は、他にはない感じがします。
パイロット 万年筆 キャップレスデシモ FCT-15SR-R-EF 極細字 レッド
- 出版社/メーカー: ?パイロットコーポレーション
- メディア: オフィス用品
- 購入: 2人 クリック: 6回
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色彩雫 ミニ
初めてのインクは、この子たちをセレクトしました。
や〜〜〜ん、かわいい。かわいい。かわいいしか出てこない。かわいい。宝石?このガラスの小瓶と黒いキャップ、中に揺れるは日本の美しい自然の景色の中から抽出したような透き通る深い色。これ、『PILOT iroshizuku mini』といって、本来12色あるうちの中から好きな3色を選べるタイプのものなんです。店舗によってはもともとセットされた3色のみの販売のところもあるみたいですが、わたしが行ったお店では、ちゃんとセレクトできるお店でした。これは1つ15mlでお試しサイズ。気に入った色があれば50mlの大きなサイズもあります。
下調べしてから行ったのに、やっぱりお店に行って選ぶときがくると、ものすごく迷いますね。そしてすごく胸がドキドキした。「ああ、買って使う前からすでに、インクの魅力にやられてるわ……」なんて思いながら、色はほとんどフィーリングで選びました。
▼ 山葡萄(yama-budo)
▼ 紫陽花(ajisai )
▼ 深海(shin-kai)
万年筆だけに限らず、わたしはブルーブラックのような色味で文字を書くことが好きなので、『月夜』と『深海』と迷ったのですが、やはり月夜は検索すると必ず出てくるお色味で人気らしく、品切れでした。これも運命なのだろうと、今はこの『深海』の深くて静かな海の底のような色で手帳に日々あったことをつらつらと書き記しています。
これで、お手紙なんかも書いてみたいな。昔、文通をしていた奈良のKちゃん、元気にしているかしら……。honeyはわたしの字が好きだと言ってくれるから、どうでもいいことたくさん書きまくって、一方的に送りつけようかな(笑)
いつもブログやTwitterで仲良くさせていただいているスイさんが丁寧に向き合って実現していたのを見てから、好きな俳優さんに書く手紙、いわゆるファンレターなるものも気になっています。分かる分かる、なんて共感しながら読ませていただきました。送った後の感想も書かれているのですが、それも「分かる〜〜〜」だったんですよね〜〜〜。ウン10年以上も前に、ファンレターやラジオに葉書を書いたりしていた時期がありました。そのときの感覚、今でも覚えていて。一方的なコミュニケーションに思えて少し寂しいんだけど、それでもなんだか2人だけしか知らないやりとりみたいな錯覚に陥って、静かに高揚していた覚えがあります。
ほぼ日手帳 カズン
そうそう、さっきほぼ日手帳というキーワードが出てきたのですが、お仕事予定と日記を分けたくなってしまって、スイさんが前に紹介してくれたほぼ日手帳を買ってみました!ほぼ日手帳のカズン!大きくて文字もたくさん書けて、かなりお気に入りです。ほぼ日手帳の知識が何もないわたしに、親切に教えてくださって、本当にありがとう。honeyと行ったディズニーの半券なんかも貼ったりして、手帳日記という趣味を楽しませてもらっています。近々、機会があったらまた舞台を観劇しに行って、チケットもペタペタ貼って感想を書きなぐりたいです!
▲ LIBERTY ART FABRICS<リバティ・アート・ファブリック>『Lucy Locket』
The・日記!みたいな、こう……お部屋の自分の机の上で静かに開くならどの日記のイメージかな、って思いで選びました。この田舎おばあちゃんのうちのテーブルにかけてありそうなクロスのような、静かで可憐な青い小花柄に惹かれました。1年間、自分と向き合うツールとして手書きの日記を活用できればと思います。honeyからのプレゼントの手帳は、仕事用に使わせていただきます。手帳ってほんとわくわくするな〜、大好き。
全力で趣味を楽しむ
そんなこんなで文房具にうっとりしたり、そのレビューを書いたり、日記にびっしり活字を書いたりしていると、honeyからはお決まりの台詞のように「ヒマか!」なんて言葉が飛んでくるのですが、そんなやりとりもわたしの趣味を許してくれているからであって、とてもしあわせなことだと思っています。
許される、って、愛情だよなぁ。存在を、許される。感情を、許される。行動を、許される。わたしは大切な人にいつも許されて生きてきている。そのときは見えなくなって泣いていても、そっと寄り添ってくれるあなたがいてくれて、幸せ。愛することも、ある意味許されているのだなぁ。
— mira (@mirara_L) 2017年2月1日