熱帯夜

女として女に愛され愛したい

【観劇感想】舞台『三人どころじゃない吉三』

俺たち吉三!全員吉三!……ということで。少年社中さんの『三人どころじゃない吉三』の観劇に行ってまいりました。

 

物販ですら楽しいんです

 

物販で『好色一代男』と『ロミオとジュリエット』がどうしてもどうしても欲しかったので、気合を入れて出発しました。初めて訪れる紀伊国屋ホール。本当に劇場がこの中にあるの?と2人で迷いながらロビーの位置を確認。今まさにこの中で拡樹くんや龍介くんがメイクをしているのかしら……なんてゲスい顔をしながらとりあえず腹ごしらえ。

B1にて一緒に軽食を食べました。いよいよ物販の時間になりロビーへ行くとちょうど列ができたところで、早めにきてよかったーと思いながらドキドキ。カーテンが開くと物販の準備がされており、すぐに購入することができました……!

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ううううれしい……!!

本当に夢のようでした。あの可愛らしいジュリエットを、あの色気のある艶之丞を、ひと目観たくて仕方がなく、わたしたち、恋い焦がれておりました。こんなあっさり手に入っちゃっていいの!?ネットで高額で売られてるのしか見たことないよ!?いいの!?……と、興奮する気持ちを一生懸命抑えてグッズも購入。

honeyと色違いで百両巾着を買いました。わたしは白で、honeyは黒。この百両は物語のキーとなるらしかったので、欲しかった。観劇した後は、やっぱり買ってよかったね、って(^^)

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honeyに一筆書き買ってもらっちゃいました!ありがとう♡♡

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めちゃくちゃかわいいですよね、このデザイン。honeyはクリアファイルと手ぬぐいも購入してました。今回のビジュアルイメージのテーマカラーにふさわしい、まっピンクの手ぬぐい。写真撮らせてもらえばよかった><

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こちらはパンフレット(右)と、台本(左)です。パンフレットが普通の大きなA4サイズでなく、A5サイズでかわいかったです♡

こんなに素敵なグッズを購入して入場待ちしてたんですよ。もう開演前から2人ともテンションが上がりまくりでした。

 

華やかで悲しくて幸せな物語

 

中に入ると、数少ないながらもわたしたちが今まで観劇をしてきたところと雰囲気が違い、とてもアットホームな雰囲気の客席が広がりました。そんなに前の席じゃないのに、なんか舞台と近い気がする……!わくわくして座ったのですが、あいにく前に座った方の座高が物すごく高くて……舞台中央が全く見えなかったんです(泣) 紀伊国屋ホールは、前の人の頭が正面にくるタイプなのね。今までのところは交互になっていた気がするから戸惑いましたが、中央に役者さんが来たときには静かにそっと体を移動させながらなんとか観劇……!(もちろん常識の範囲内で、です。後ろの方、ごめんなさいでした)

もうね、この世のものとは思えない美しさでした。鈴木拡樹さんの演じたお嬢吉三はもちろんのこと、他の役者さん方が演じる全ての役が美しく、強く、派手で、ドキドキうるさく鳴るわたしの心臓の音を、さらに鳴らしにかかってくるような。役者さん達の迫力に負けないように必死に観劇するのって、本当に楽しい。

カーテンコールは3回、最後にお嬢吉三が本編以外で少しだけお話している姿も観られてもう感無量でございました。お嬢吉三は本編ではあのきゃんわいい風貌と打って変わって熱さ溢れるオトコ感満載!だったのですが、カーテンコールでのお嬢吉三は完全に「性別が鈴木拡樹」でした。所作の全てが愛おしいぐらいにお嬢お嬢お嬢。ありがとう。大すき。

わたしたちが舞台を知ったきっかけは、舞台『弱虫ペダル』、いわゆるペダステでした。初めての2.5次元の世界。そこに立つ鈴木拡樹という男の魅力に落ちていきました。ですが、まだ2.5次元の舞台は生で観劇したことがないんですよね。それでも拡樹くんの理想とする形で、わたしたちは演劇の世界に惹き込まれていったのです。だからいま、舞台観劇の楽しさを知って2.5次元ではないものでも積極的に観に行っています。観れば必ず満たされて帰ってくる。なんだろう、もう舞台中毒です。

少年社中さん、『ロミオとジュリエット』も『好色一代男』も、とても素敵な作品でした。そして今回の『三人どころじゃない吉三』も一生忘れられない、素晴らしい舞台でした。元気をもらいました。大阪公演もけがのないように、最後まで駆け抜けてください。応援しています。