熱帯夜

男も女も犬も子どももいる世界で過ごす、私、miraの物語。

遺書を破いて

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杉田水脈議員の一連の騒動に傷ついたので死にます、という遺書を書いて自殺をすれば、この世の中って変わるんだろうか。なんて、日常生活の中でぼんやり考えてしまうのも無理はないでしょう?私は仕事場から帰る、車の中でふと、そう思いました。


こういう人たちから身を守るために、この日本でレズビアンであることを隠して生きている私がもし死んだら。今回の杉田水脈議員の生産性発言から言い訳に到るまで、それこそ小川榮太郎氏の擁護についても自殺を決めたきっかけになったと、そんな内容の遺書が遺体のそばに置いてありましたというニュースが流れたら、笑うんだろうか。杉田も小川も。

いじめを苦にした子どもたちが命を終わらせる感情が、今なら少し分かるよ。「いじめているつもりはなかった(差別の意図はなかった)」なんて、やられた側(言われた側)の受け取り方や解釈の仕方が悪いみたいに言われたら、ああ、もうこれ以上何を言っても無理なんだ。って思っちゃうよね。どうやったら分かり合えるのかとか、どうやったら私たちの人間としての権利を訴えられるのかとか、考えるの疲れちゃうんだね。

それぐらい、当事者にとって、命を落とすかどうか考えるぐらいに、人権の根本的なところを否定された。「子どもが産めない、つまり生産性がない、よって税金を使う必要はない」と、LGBTの人権をまるごと否定して差別したことは明らかなのに、声明文では「多様性を尊重することは当然のことだと認識しており、差別の意図はありません」だって。もう言ってること訳わかんねーよ。めちゃくちゃじゃん。

ほんとうに何回考えても分からない。あの寄稿文で、何が伝えたかったの?税金を払っている私たち少数派も含めた全ての生きる日本国民に、何が言いたかったの?

ごめんなさいも無し。発言の撤回も無し。アメリカの大統領のトランプ氏はトランスジェンダーを認めないことに決めたそう。……私たちはどこで生きていけばいいの?性的少数者は死ねって言われてると受け取ればいいのかな?

死にたくない。大切な人たちがいる。愛するパートナー。娘。家族。友達。好きなもの、こと。美味しい食べ物。心地いい音楽、癒される匂い。素晴らしい景色。誇りに思っている仕事。全て、私の人生にあり、私の人生は誰に否定されるものでもない。

ただ、愛しているパートナーは女性。私自身も女性。それの、何がだめで税金を使うべきではないと言うの?どの異性愛者が偉くて、話し合いが必要だと思うの?税金を納めているのはね、異性愛者も同性愛者もトランスジェンダーもそれ以外の人も大人はみんな一緒だよ。もはや説明するのもダルいけど。

なぜあなた達に「思いやりや気配りの延長として法整備が必要」と、上から目線で差別禁止法やパートナーシップ制度や同性婚について『認められ』なくてはならないの?

「私たちには、命を育む力がある」。他のレズビアンの方のブログを読んだり、愛娘である犬の世話をしたり、仕事で子どもを愛し守りながら、そうやって必死に自分に言い聞かせている。パートナーと一緒に暮らし始めて、「もしも私たちに養子の子どもがいたら」と話す機会も増えた。実際に子育てをしている同性カップルもいる。

やっぱり、幸せになるために死ねない。負けちゃダメだ。一緒に頑張ろう。私たちは消されない。私たちはここにいる。明日も仕事、人生、頑張ろう。生きようね。

telling.asahi.com

だから刀剣乱舞には手を出したくなかったんだ

こんにちは、mira(@mirara_l)です。

物騒なブログタイトルですが、違うんです。大好きすぎて狂いそうなの。今日は深夜のテンションのまま刀剣乱舞について語りたいと思います。

私ね、動画を観ながらお風呂に入るのが好きなんです。最近はもっぱら韓国のモッパン動画を永遠にループして観ていたんですが、なぜか今日に限って懐かしいな〜って刀剣乱舞のMMDを開いてしまったが最後。ああ、やっぱり刀剣乱舞になんて手を出さなければよかった……と心から思いました。出会わなければこんなにも心が苦しくならずに済んだのに、と思うほど好きなんです、刀剣乱舞が。

MMDを観たときの高揚感が、何かに似ている……なんだろう、と思ったのですが、すぐに分かりました。MMDの世界観って、刀ミュのライブVer.に似てる。好きなキャラたちが、現代風の華やかな衣装を身に纏って、それぞれの個性を前面に出しつつ歌いながらファンサをし、確実に審神者達をロックオンしてセクシーに、可憐に、男前に、ぐいぐい迫って踊ってくる。初めてとうらぶのMMDを観たときと、初めて刀ミュのライブを観たとき、ぶわわっと何かが迫りくる感じが一緒だって思ったんです。思っただけなのに、こうしてブログに想いをぶつけてしまわないとどうにかなりそうなぐらいに、刀剣乱舞というコンテンツが好き。Twitterでは何回も言ってるんです。はあ、好き。

▼ちなみに今回はお風呂でこれを観ました


【MMD刀剣乱舞】[A]ddiction【伊達組武装解除、色改変】【Touken Ranbu MMD】

 

はーエッチや。たまらん。こんな風に踊ってくれたもの、確かにあの刀ミュで。こうやって役者が完全に刀剣男士であったし、流し目したりウインクしたりして、審神者を挑発してきたもの!!!丘山春己さん演じる巴形薙刀さんの、あのダンスと視線を思い出すとまた心臓がどきどきする……。伊万里有さんが演じる長曽祢虎徹が満点の笑顔で踊ってたのを思い出してしまう。この動画でこれだけ想像させてしまう刀剣乱舞ずるい!!!

刀ステも刀ミュも大好き。刀剣乱舞というコンテンツが全部好き。むしろこんな素敵な動画観たら、ステ本丸にいる刀剣男士たちにも踊ってほしい。ほら、東くんとか足長くてかっこいいし踊りもうまいだろうからきっと映える。いろんな方向に進出している刀剣乱舞。相変わらずゲームの方もぽちぽちやっていて、今日はシールの引き換えで大包平をいただきました。刀ステを観て、すごくかわいかったから……。

パートナーに、「じゃあ、刀剣男士の中での1番の推しは誰なの?」って聞かれて、本当に気持ち悪い笑顔で悩んだよね。5分は悩んだ。やっぱり1番好きなのは、太郎太刀なんだよね。これは揺るがないよね。全体的に見れば、本当にどの子も愛してて、チームで見ると来派とか虎徹組なんかはご贔屓にしてるんです。これでも。でもね、単体で見るとビジュアルや性格や次郎太刀との関係性も含めて、やっぱり太郎太刀がいつでも私の本丸の近侍なんです。

ちなみにパートナーは巴さんだそう。いや、いいよね、分かる。巴さんもたまらんく可愛らしいよね。隣に静さん並べたらもうね。ていうか三日月も、小狐丸も、結局刀剣男士みんな好きなんだよね。なんだこのまとまりのない文章は。ただ刀剣乱舞への愛を書きなぐってるだけやんけ。

刀剣乱舞だけには手を出すまいと誓っていたのにこのザマよ。あーあ、ハマってよかった。出会えて好きになれてよかった。20年前にポケモンにどハマりしてオタクになった自分に言ってあげたいです。20年後も相変わらず君はオタクですよ、安心してください、と。いま好きな作品とずっと一緒にいられるわけじゃないから、めいっぱい作品を愛して、声優さんを愛して、オタクをしっかり楽しんでね、と言ってあげたい。

刀剣乱舞をこれからも愛していきます。舞台刀剣乱舞、刀剣乱舞ミュージカル、アニメ刀剣乱舞、ゲーム刀剣乱舞、グッズ刀剣乱舞、MMD刀剣乱舞、全部全部愛していこうと思います。刀剣乱舞を好きな人たち全てに幸がありますように。規模がでかくなってきた。刀であった彼らの歴史も、これからもっともっと掘り下げて知っていけたらいいな。歴史が好きだから、それにも絡めてどんどん昔のことを学んでいきたい。過去があったから、今がある。そう考えると、本当に尊い気持ちになりますね。

深夜のテンションで勢いだけで書いた刀剣乱舞についてのブログでした。ここまでお付き合いいただいた方がいましたら、ありがとうございました。もうすぐ仕事がまた本格的に始まります。こうやって好きなものについて考えたり、触れたりする時間をたくさんとって、プライベートを充実させていきたいです。ああ、オタクに生まれてよかった。 

 

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私たちは傷つきました

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いま、愛するパートナーとトリスハイボールで乾杯したところ。世の中は(といっても自分の関心が高いニュースにしか目がいっていない訳だけれど、でもこれからの日本にとって、とても重要なニュースだと思っている)、例の国会議員の「LGBTには生産性がない」発言が大炎上し、自民党本部前にはプライドとレインボーで繋がった仲間が集まり、デモをしている。

 

ずっとずっと、モヤモヤしていた。Twitterにまとめられているモーメントを見て、このモヤモヤや傷つきは隠さなくてもいいんだと勇気付けられた。レインボーの旗がたくさん。私でも理解できることについて、みんなが一緒になって怒っている。正常だ。よかった。私は異常じゃない、大丈夫だ。

 

私が私にかけた呪縛の正体

 

このモヤモヤと戦っていた数日間、私が私自身に「生産性がない」という呪文をかけて、煙草を吸い始めた大学生の頃のことを思い出していた。二十歳を過ぎて、日本にLGBTという言葉が出始める数年前に自分がレズビアンであると気付いたとき、最初に思ったのはコレだった。「ああ、子どもが産めないのか」。「この子宮は、飾りだったのか」。いま思えば地獄でしか聞けないような呪文をかけて、煙草に手を出した。子孫を残せない自分に健康に生きる価値はない、と思った。子宮を壊してしまおうと、それが最初のきっかけだった。

 

私の数日間のモヤモヤは多分、これらの呪文を私にかけたのが私ではなくて、こういう人たちからだったのだと気付いたから。そうしたら急に怒りがこみ上げてきて、過去の私に誰が謝ればいいのか分からなくなった。私はパートナーと出会い、今の仕事に就くことで、煙草をやめることができた。あなたのままでいいと認めてくれる人の存在は、なんて大きいんだろう。家族にもカミングアウトをして、煙草を吸ってしまったことでショックを受けさせた過去を、いまようやく取り戻している。健康な身体で、健康に笑って、よきパートナーと人生を歩むこと、それが自分にとっても周りにとっても幸せなことなんだと、そう気付くのにこんなにも長い間かかったのは、あの人みたいな考えが固まった呪縛にずっとずっと囚われていたから。

 

もう、いい加減解き放ってあげたい。いまは2018年。前に前に進んでいかないといけない。見て見ぬフリをしてきた性的少数者への差別とも、きちんと声を上げて戦わなくてはいけない年。

 

 

この人の肉声が聞こえる動画は怖すぎてまだ見れていません。周りの人が差別的発言に同調するように笑っているって、本当?過去に2チャンネルとかまとめサイトで見たなあ、という言葉ばかりだ。それを見てはいちいち傷ついていた。いまこうして声を上げて戦っている仲間をネット越しに見ていると、傷ついていたのは私だけではなかったんだなぁ、と思う。

 

みんないっしょ、そして生きている

 

みんな、泣きたいよね。思い出すよね、あの頃、世間から隠れてひとりで傷ついていたときのことを。悲しいし、怒れてくるし、落ち込むし、逃げ出したいし、見ないフリも、できたらしたいよね。誰だって、どうしようもないことを、どうこう言われて傷つくのなんていやだよ。

 

目の前で、ソシャゲをしながら「好きなことしていいよ」と、私の趣味であるブログを書くことに対して、そっとしておいてくれるhoney、あなたに出会えて、あなたを愛せることが私の幸せであり、正解だよ。いつも隣にいてね。

 

私は今日も仕事へ行きました。自分や、周りの人たちへの愛を生産するために。出かける前にパートナーの作ってくれたお弁当を持って、行ってきますのキスをして、一生懸命働きました。途中で愛妻が作ってくれたお弁当を、さも自分で作ったように見せかけ、まだ彼氏はいないのかと気にする先輩の言葉を笑顔でかわし、独り身に見せかけた空元気をまといながらその場では嘘をついてとり繕いました。お茶汲みをきっと「女だから」という理由で何の躊躇いもなく頼まれたりしました。嘘をついて、怒りを堪えつつ、気を遣い、くたくたになって帰ってきて、仕事の反省をしたり愚痴を聞いてもらったりしながら、パートナーと一緒に夜ご飯を食べました。そして、今日は比較的涼しい夜だからと、愛犬を連れて夜の散歩を楽しみました。

 

レズビアンの私は、今日も元気にいつも通り生きています。国会の議員に傷つけられながらも、世間様に傷つけられながらも、なんとかこうして生きています。ああ、ギリギリだ、と思うことももちろんあります。だって最悪じゃない?嘘や我慢をし続ける生活って。なんで同性愛者として生まれてきただけで、こうも苦しまないといけないのって、思うじゃない。

 

だけど、私を必要としている人がいるんです。私を愛してくれたり、私の言葉で生きようと思ってくれたり、私みたいになりたいと言ってくれた子もいる。その人たち、その子たちの笑顔は、私が守らないと。だからちゃんと自分のことも守らないと。誰かに大事にされている自分だから、間違ったこととは、ちゃんと戦って「辛いよ」「なんでそんなこと言うの」「人権侵害だ」「差別だ」とちゃんと声をあげないといけないんです。

 

隣の誰かを幸せにできる人でありたい。みんながみんなのために無条件の愛を作り上げる国にしか住みたくありません。あったかい笑顔でいっぱいの、自分とは何かが違ってもお互いが認め合える国になるといいね、いつか。なるかな。なるよね。

 

 

声を、あげよう。

 

 

私たちは傷つきました。

杉田水脈議員、私たちは、傷つきました。