熱帯夜

女として女に愛され愛したい

LETTER

mira(@mirara_l) です。こんにちは。

今日は、とあるLGBTのイベントに参加させていただきました!…母親と!(笑)すごいでしょ…これ、数年前の自分に教えてあげたい。母にカミングアウトする前の、独りぼっちだってやさぐれてた頃の自分に。

 

母と一緒に、という奇跡

 

母は「一度、自分と同じような経験をしてる親の立場の人と話してみたい」と常々言っていたこともあり、わたしの職場にこの告知用紙が回ってきたときにすぐに参加を決めました。わたしの性格とは真逆で、あまり考え込んだり真剣に悩むことが好きではない人だし、性格的にもできない人だから、めんどくさーって行かないかなあ…って思っていたのですが、誘ってみると意外に乗ってくれました。感謝。これだけでも。

とはいっても、当日までものすごーく緊張していたわたし達。そういうイベントに参加したことがなくて、グループワークもあると聞いていたので本当に行くのが怖かった。でも、きっとお互いに当日まで「やめよ」と言わなかったのは、何か進むべき道というか、誰かとの出会いに期待していたからかもしれません。

 

少し考えるきっかけ、それだけでいい

 

講演会では本当に分かりやすくLGBTについてお話されていて、ほとんど知識がない母にも分かりやすかったみたい。よかった。そして個人的には、この間LGBT界隈では話題になったアウティングについて詳しく話をされていたこと、アウティングは基本的には本人の同意無しにはしていけないこと、でもカミングアウトされた側の人間に対しても配慮ある発言(アウティングはいけないと思いすぎることで、カミングアウトされた側の人間が当事者の支えになりたい!という優しさ故に一人で抱え込み思い悩んでしまう=必ずしも悪いことだ、とは言えない部分もある)があり、丁寧な説明の仕方に、とても好感を持ちました。

Twitterでお名前だけは知っていた方と実際に会ってお話することができたり、とても優しくて面白い方々と母がいつの間にかお友達になっていたり、普段は経験することのない雰囲気にすっかり溶け込んで充実した時間を過ごすことができました。

辛く思い悩む時期もたくさんあったし、今も確かに社会的には生きやすいとは言えない状況ではあるけれど、改めてわたしをレズビアンとして産んでくれた母に感謝したい気持ちでいっぱいです。受け入れてくれて、ありがとう。

わたしはレズビアンでなければこの仕事を選ばなかったかもしれません。わたしはレズビアンでなければ大切なhoneyと出会うことはなかったかもしれません。わたしはレズビアンでなければ少数派の人の痛みが分からない人間だったかもしれません。わたしはレズビアンでなければ家族のことをこんなにも愛していなかったかもしれません。

レズビアンに生まれてよかった。
ありのままで、いさせてくれてありがとう。