熱帯夜

男も女も犬も子どももいる世界で過ごす、私、miraの物語。

【読書感想】『同居人の美少女がレズビアンだった件。』小池みき 著

まきむぅとモリガ

 

インターネットのまとめサイトや某○ちゃんねるにありそうな題名の本。の感想です。他の方の感想を拝見すると、読み終わるまでほぼノンフィクションだったことをご存知ない方もいたようで。わたしは牧村朝子さん(通称:まきむぅ)のことはLGBT界隈でも有名な方なのでなんとなくは知っていた上で読みました。

まきむぅの奥様の、モリガさん(通称:森ガ=森ガールから)との関係は、なんだかほっこりしますよね。NHKのドキュメンタリー、ハートネットTV ブレイクスルーの『会えるはずのなかった 私のこどもへ』という番組も以前に拝見していて、愛する人との出会いはこうも必然的に起きるんだなあ、とジンとした思い出がありました。

 

同性愛者の私にすっ…と入ってくるエッセイ

 

さてさて、この本は、とてもあたたかくて可愛らしい手書きの漫画で構成されていて、読むのに全然時間がかからなかった!それに世の中が男女のカップルの馴れ初めで溢れていることもあってか、いつも頭を使わないと(集中していないと)読めないのですが、この本はいい意味で何も考えずに読むことができた。多分、私のセクシャリティが同じレズビアンだから。

登場人物はこの本の著者である『小池みき(通称:みきさん)』とモリガさんと、まきむぅ。この小池みきさんが、とてもいい。いいの。素敵な方なの。なんと言ったらいいのか分からないんだけど、レズビアンのわたしからすると、こういうお友達が欲しいなーって思ったの。

みきさんの言葉で印象に残ったのが、

 

「この世の全てに対して私はなんらかの偏見を持って生きているはずだ」

という台詞。これって、なかなか気付いた上で生活している人って少ないと思う。偏見がいけないことだというのは、ほとんどの人が分かる。そう教えられてきたし、社会もそれを許さないような風潮がある。でも、それでも人間は考える生き物で、自我があって、自分の内面で、どうしても起こりうる偏見を持っているはずだ、と自覚していること。これって簡単なようで簡単じゃない。……と、わたしは思うんです。

LGBTの人たちは小さいときから常に偏見の渦の中で過ごしてきました。だから、何かを偏見の目で見る、という習慣が無い人が多いと思います。でも。それでも自分と違うものに対して拒否反応って誰でも出るものだったりするんですよね。そんなことをゆっくり考える機会をこの本からはいただきました。

最後にみきさんとまきむぅのこの会話が面白かったので引用させていただきます。

 

み「あーだからアレでしょ。CanCam的な」
ま「女子的なものをすべてCanCamって言うのやめなさいよ」

 ふふっときましたw 

 

同居人の美少女がレズビアンだった件。

同居人の美少女がレズビアンだった件。