熱帯夜

男も女も犬も子どももいる世界で過ごす、私、miraの物語。

【DVD感想】『西の魔女が死んだ』

原作を読んだ後ならではの再現度の高さに驚く

 

映像化されていたんですね……。他の方の本の感想を読んでいる際に、知りました。今は、素晴らしい傑作を観て、目がすごく腫れている状態です。ひっくひっくしながら泣いたのは、久し振りだったわ……。

原作を読み終わったときも、もう本当に涙無しには読み終えられなかったのですが、そのときは外出先だったのかな、思いっきり泣けない状況でした。今回は終わりが分かっているからこそ、おばあちゃん役のサチ・パーカーの演技、視線、表情に途中から既に涙がポロポロと。だって映像化されていると知って、公式サイトを観にいったときから、この作品の世界観にピッタリの音楽、雰囲気に圧倒されて泣いていたぐらいだもの。

本当に、原作に忠実で。私が小説を読んだときに頭の中に広がった世界そのものが映像になっているんだからびっくり。この作品に出てくるおばあちゃんのオールド・ファッションさって、今の時代には確かに不釣り合いだけれど、今の時代だからこそ、そういう生活を大事にしているおばあちゃんの姿に、まいちゃんはいろいろと感じ取ったんだよね。

 

未来の世代の背中を見守り、押してやるという勇気

 

まいちゃんは大きくなっていって、おばあちゃんが知らない未来を生きていく決心をする。それを見ているおばあちゃんの目がもうなんとも。言えなくて。私も自分のおばあちゃんにあんな目をさせていた過去があるのかしら。まいちゃんと話しているのにおばあちゃんが亡くなったおじいちゃんに語りかけるような台詞がひとつあるんですが、そこでもう涙腺崩壊していました。

次の世代が人生を生きていく、ということは私がおばあちゃん世代になったときにどんな風に映るんだろう。少し、切ないのかな。悲しいのかな。喜ばしいのかな。どんな感じなんだろう。どちらにせよ、おばあちゃんにとって死ぬときまでずっと、まいちゃんは宝物のように大切な存在だったに違いありません。魔女からの最後のメッセージには、まいちゃんへの愛情が全てつまっていたように感じました。

小説の方もおすすめだけれど、この作品は映像の方もかなりおすすめです。どちらから読んでも、観ても、心に暖かい光が灯ることは間違いなし。2008年に映画化されていたそうですね。あれから8年経っていても、こうして出会うことができたことに感謝。Amazonプライム会員で良かったわ。

西の魔女が死んだ [DVD]

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