熱帯夜

女として女に愛され愛したい

My life

「蝉の音で余計に暑くなる……」

これ、うちの職場の小学生の言葉。いちいち自分の小さい頃と比較してしまうクセ、なんとかしたいんだけどついついやってしまう。私が小学生の頃は、こんな感情になったことも、こんな言葉があることも知らなかった。蝉の声がすれば疑うことなくその現実を受け入れ、夏が来たと思い、祖父・祖母の家を訪ねては蝉を取りに出掛けた。

今年は初盆だ。おじいちゃんが死んで、初めてのお盆。未だにおじいちゃんがいないということが不思議。悲しくて悲しくて泣いていた私は、どこにいったんだろう。

2年前の夏。その日もお盆だった。まだおじいちゃんがいるのに、おばあちゃんも従姉妹もみんなそこにいるのに、近いうちに確実に何かが変わってしまうという胸騒ぎを覚えた私と妹。目の前の光景が、とても悲しく映ったのを覚えている。

sultrynight.hatenablog.com


当たってほしくなかった予感が的中して、去年の冬、あの光景の終わりがきた。

sultrynight.hatenablog.com

今ある環境は、決して当たり前に存在しているわけではないということ。一瞬一瞬、感謝して生きなければいけないということ。「有り難い」という、本来の意味を噛み締めながら生きないといけない。人は、いついなくなってしまうか分からない。私も、あなたも、家族も、友人も、人間の命は儚いものだ。だから今日もhoneyに「愛してる」と伝える。だから今日も母親に「ご飯が美味しい」と伝える。だから今日も子どもに「あなたがいてうれしい」と伝える。大切な存在に、気持ちを伝える。

昨日は、honeyと政治の話をたくさんして頭を使い、容量がいっぱいになってしまって疲れたので今日はのんびり過ごしたい。好きなことして過ごして、早めに眠りたい。元気になったらまたたくさん議論して話し合って泣いて笑って、2人の人生を充実させていきたいと思う。