熱帯夜

女として女に愛され愛したい

矛盾さえ

わたしが幼少期の教育の仕方

 

思えばものすごい世界で生きてきたんですよね。先生が気に入らなければ、1列に並ばされて頭をぶたれる。それがとても怖くて、クラスのみんなが、特にいつも元気印の男の子が泣くのがイヤで、わたしはいつも子どもの頭をぶっていく先生を止める係だった。あのときの心理的ストレスは自分にとって今、どういう結果をもたらしているのだろう。

そんなわたしもいま、子どもと関わる仕事をしています。世の中には他にも色んな仕事があるのに、どうしてこんな怖い場所にいるのだろう?と、たまに思うのです。

 

彼らの根本はさほど変わっていないように見える

 

さすがに今は、頭をぶつなんてことはできない世の中になりました(もちろん体だってだめ)。わたしみたいな恐怖を感じる子は少なくなりました。教師からの物理的暴力は無くなったかもしれない。それでも、一部の教師たちの子どもに対する言葉の暴力、無知による心理的暴力は今でもしつこく蔓延っていると思います。だって、大人同士の会話の中で「一昔前だったらボコボコに殴ってるとこだなw」という発言もいまだ日常的にあるんですから。そうしてきた人たちが、今でもまだ自分のしてきたことは間違っていなかったと思っているらしい、とても恐ろしい瞬間に出会うことがあります。

この業界は、幼少期の記憶に囚われたままのわたしにとってはとても怖い場所です。