熱帯夜

女として女に愛され愛したい

いまさらですが馴れ初めを書きました

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私はレズビアンで、同性のパートナーがいます。パートナーは4つ年下。献身的でしっかり者の可愛い子です。色々な事情(それが「私たちの個人的な事情」である場合も、「同性愛者を見ないフリをしている社会の事情」である場合もありますが……)があり、まだ遠距離恋愛中です。なんと出会って、もう9年が経ちます。このブログでも何度も言っているように、もし私たちが異性カップルだったら既に結婚をしていてもおかしくない関係です。

 

カップルにあるはずのアレがない!

 

残念なことに私たちには付き合った記念日がありません。私はレズビアンですが、パートナーは出会った当初、自分自身の性指向をノンケ、いわゆる異性愛者だと自認していました。それを知っていながらも、趣味のやりとりで出会った彼女に惹かれていきました。私から告白しましたが、当然本気として受け取ってもらえず。あの子の性格上だんだんと、それこそかたつむり並にゆっくりと心を開いてくれたため、「付き合ってください」「はい♡」という、いわゆる付き合った記念日がないわけです。当時かろうじてパートナーからもらえた「はい」は、(どうせメール上の関係だし……切ろうと思えば切れるし……)ぐらいの程度だったはずです。

 

先ほど思い出話をしていたパートナーの言葉を借りるならば、今でこそ普通になったものの少し前まで「ネットで出会った」という事実は世間一般のイメージとして印象のいいものではなかったんですよ。そんな時代でしたし、慎重派なパートナーからしたらそんな文字のやりとりだけで全てを信じられるはずがないですよね。

 

大学生の頃の私

 

当時、付き合っていた彼女がいました。続けて2人。1人は4年ぐらい?もう1人はたったの1ヶ月でしたが。その女の人たちと一緒に過ごしている間、パートナーはずっと私の心の拠り所として存在し、常に(本当に朝から晩まで)メールでやりとりをしていました。そのときはまだ、同じ趣味を持つ仲間・友達として好意を抱いていました。そしてその好意と紙一重のところで依存をしていました。今でも一緒に続けている大切な趣味によって生かされていました。これは過言ではなく。あの子からの連絡があるから、毎日生きようとさえ思っていた。本気で。

 

せっかく自分がレズビアンであることに気が付いたのに、大学時代の友達がそれしか話題がないかのように必死に話している男女の恋バナをニコニコと聞いていないといけない。「ねね、私、初めて彼女ができたんだよ!」……だなんてとても言えるはずがない。今みたいにLGBTなんて言葉は日本に存在せず、『レズ・ホモ・キモい♡』の世界。笑顔の裏に本当の気持ちを隠した、苦しい大学生活を過ごしてきたのでした。

 

社会人になりたての私

 

大学生活が終わり、社会人になって働き始めたときにパートナーと本音で話す機会がやってきて。私の仕事に対する想いとかレズビアンとして働く上での難しさとかをひとつひとつ丁寧に聞いてくれて励ましてくれました。もうその頃には恋愛対象として好きになっていました。もちろんレズビアンだと知った上で接してくれていて、好きになってしまった気持ちを相手が迷惑に思うかもなんて考えず、私と付き合ったらきっとこの子も私もお互いが幸せになる!と謎な自信を持ったままストレートに好意を伝え続けていました(その自信は今でもなお続いています)。

 

その頃、2人目の彼女とは終わりを迎えていたため、必死のアプローチの上、実際に会ってもらえることになりました。あのときの気持ちは今でも鮮明に覚えています。あまり緊張しなくて、駅のホームで初めて会えたときにはただ嬉しくて嬉しくて堪らなかった。自然と笑顔が溢れて、楽しくて、好きで、くっつきたくて、はしゃいでいました。がっついた行動をし、覚悟も準備もできていないパートナー泣かせたことも……。その節は申し訳ありませんでした!

 

そしてその頃は何も知らないこの子をリードしなきゃ!と無理をしていたこと、でも実は私はがっつかれるのも好きだし甘えることもだーい好きであることを今の歳になって知りました。過去の私に教えてあげたいな。そんなに焦らなくてもいいよ、と。

 

かつては恋愛要素のある話をしているわけではなかったのに、なぜ当時付き合っていた彼女たちよりも支えになっていたのでしょう。あのとき海外へ行くことになっても離れられずになお、やりとりを続けたかったのはなぜでしょう。

今だから分かります。この人が、将来私のお嫁さんになるべき人だったから。精神的に繋がっていないといけない人だったのです。9年前の秋に、勇気を振り絞ってあなたにメールを送って本当によかった。過去の自分に感謝したいわ。……ってこれ、出会って10年記念日に書くべき内容な気がしてきた!(笑)

 

今の私

 

私たちのなれそめは、こんな感じ。もっと掘り下げて書きたいんだけど、もう眠いの。普段けんかもたくさんしてしまうし、そのときには意地になってしまう私だけど、あなたのことが今も過去もだいすきなんです。独り占めしたいです。

 

honeyちゃんへ。けんかしたときには、この記事を読むんだぞ♡

 

さてさて、色々な同性カップルさんのブログを回っていると、こんな話もたまには書きたくなるものです。今後も気まぐれに書いていきますのでよろしくお付き合いくださいませ。本の感想とか、演劇の感想とか、もっとペース上げて書いていけるといいなぁ。今回はこれにて。

世の中にはいろんなお仕事があるよね

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今日は普段とは違う場所でブログを書いています。実はいま、お仕事で某テーマパークに来ているんです。最近購入したポメラのお陰で文章が好きなところで書ける。楽しい。ちょっと肌寒くなってきたけど、外で春の風に吹かれてのんびりしています。

 

いざというときに動けるように~と意気込んできたはいいものの、幸いなことに全く連絡が入らず。自由に動かせてもらっています。仕事が終わったhoneyに連絡をして、電話を繋ぎながらキーボードを打つ時間。幸せだわ。

 

わたしの本当の夢

 

夢はこんな風に好きなところで好きな文章を書くこと。わたしは本当はひとりが好きなのに、自分の力の中でわりと長けているコミュニケーション力を活かした職業についてしまった。いまの職業に就いていなかったら、何になっていたんだろう。

 

こうして書くことでお金を稼げたらどれだけ素敵だろうって思うし、図書館でも働いてみたかった。本屋さんにもなりたかったな。結局は、色んなものを読んだり書いたり、大好きな文字や言葉に依存していたいんだと思う。甘えた考えかもしれないけれど、好きなものを仕事にしたいと考えるのは普通のことでしょ?

 

二人の幸せな未来

 

だからhoneyがイラストを描いて生計を立てるような未来も想像してしまう。二人の仕事場が家の中とか幸せだよなぁ。今からもうお願いしてあるんだ~。いつか一緒に住んで生計が落ち着いたら、家の中に静かで落ち着く書斎が欲しいの。こじんまりとしていてもいい。きっと本が多くなるだろうからわたし専用でもいいんだけれど、それ以外にお互い漫画もたくさん読むし本棚を一緒にして。同じ書斎で机が別か、もしくは仕切りをして、そこに入ったら文字とイラストに一気に集中できる環境がいいなぁ。

 

こういう話はいくらでもしていられるな。夢を思い描くのは、楽しい。できればちゃんと文学部とかに進んでみたかったけど、現実を考えて今の職業に繋がる学部に進んでしまい今こうしてここにいる。今の職業も嫌いじゃないんだけど(むしろ好きでちょっと誇らしくもあるぐらいなんだけど)、少しでもさっきの本当の夢に近付くために、今は文章の書き方を細々と勉強しています。ああ、試験勉強があるのに……現実逃避みたいに思えるけど、でもわたしは本気です。どちらも大事。

 

わたしの人生は一回しかないって最近よく考えるんだ。何がよくて、何が悪いのか、なんて死ぬときに自分に聞いてみないと分からない。それまではよく考えて考えて自分の心に素直になって進んでいくしかないと思うの。今できることを後悔なくしっかりとやりたい。口だけにならないように頑張る。

 

だからhoneyもたくさん絵を描いて。honeyの絵が大好きだよ。二人の幸せな未来を思い描きながら一緒に生きていこうね。……なんでわたしがブログを書くと最後はラブレターみたいになるんだろうね?(笑)さ、そろそろ仕事に戻ります。またね。

ひとり時間につらつらと

ポメラとアンチグレア

 

宣言通り、ポメラの液晶保護シートを貼ることができました!すんごい快適。きらきらの画面に反射して自分の顔が映らない!もしも某コーヒーショップで悪戦苦闘しながらポメラの保護シートを貼っていた奴を見たなら、それわたし!

 

わたしアンチグレアの画面が好きなんですよね。とっても好き。iPhoneの液晶保護シートも使い始めた頃からずっとアンチグレアなんです。あのさらさら感がクセになるんですよね。アップルが誇るRetina画面を台無しにしてしまう感じがいいよね。iPhoneの背面も全部アンチグレアだよ。

 

そうそうhoneyのiPhoneを買ったときにに、当たり前のようにアンチグレアの保護シートも渡したんです。まるでね、「わたしってここまで気が利く女なのよ!」的な感じで。自信満々に。わろ。でもね、驚いたことにhoneyの好みではなかったんですよ!アンチグレア!後から知ったんです、世の中には高光沢の保護シートの方がいい人もいるということを……。あのときはわたしの好みなんだからhoneyもそうだろう、というジャイアンみたいな傲慢な考え方をしていたことを反省しました。

 

……というわけで、いまわたしは素敵なガジェットに囲まれて生活をしています。明日から泊まりの長い出張に出かけるので、持っていっちゃおうっと。そこで時間があるときに少しでも文章を作ろうという意欲まで沸いてきます。落ち着くまでずっと感謝の言葉を吐き続けたい。ポメラちゃんありがとうなぁ。

 

趣味のひとつのネイル

 

 

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さて、今日はお休みだったのでネイルサロンに行ってきました。わたしは一年中フットネイルをして楽しんでいます。フットネイル一回やるとだめだね、もうやっていないのが恥ずかしくなっちゃう。足元なのに裸を見られているみたいな感じでそわそわしてしまう。でもハンドネイルはレズビアンだし、職場はお堅いところだし、コスパ的にも良くないし続けてやっていく自信はない。フットは伸びるのも比較的遅いし、痛まないから。……他で節約頑張りますから許してや……♡←ポメラ買った人が言う台詞じゃないですね。

 

それにしてもどこへ行っても聞かれるわね。結婚の話。はーあ!はいはい!はいはい!もうええっちゅうねん。人の結婚事情以外に話すことない人たちがかわいそうになってきたよ。あなたたちには趣味はないんかね、趣味は。そっちの話をしてくれた方がよっぽど楽だよ、レズのわたしはよ。

 

今日は午前中にhoneyとドハマりしてしまった刀ミュ関連の動画を見て盛り上がり、楽しかった~。明日から少しの間、朝から晩までの仕事になるので、この休日の趣味の時間が本当に癒やしでした。ありがとうね、はにちゃん。

 

 

居場所の話

 

自分の居場所ぐらい自分選んでそこに行きたいと思うのに、いつの間にか気が付いたらここにいた、という経験ってないですか?幼い頃に名前を聞いたことがある程度の、どこか遠い国のような印象をも受ける地域だったのに、今まさに大人になった自分がそこに勤務している。という事実に、たまに静かに衝撃を受けることがあります。そしてそこが心の拠り所みたいになっていることも信じられない。あの頃は自分には関係ないと、この先一生交わることはないと思っていた場所に、いるの。

 

でも、わたしの縁がここまで運んでくれたんですよね。「運ばれたくない、自分で自分を運びたい」とも思うあまのじゃくだけど、色んなつながりでここに立っているのが必然である、という考えも否めない。ふしぎ。

 

人生こんなことばっかりなのかな。自分はレズビアンだなんてちっとも思っていなかった。レズビアンってのは遠い国にいる、珍しい変な人だって思ってた。自分がそうだとは幼い頃には思いもしなかったよ。人生っておもしろいなぁ。そして社会の刷り込みは本当に怖いよ。

 

あーあ、近い未来か遠い未来か知らないけど、わたしは縁に導かれてきっとここじゃないどこかでも同じようにこんなことを考えながら過ごしていくんだろうな。できればその横にhoneyも一緒にいてくれるといいな。いやあ、できればじゃないな。わたしが自分の意思で必ずつかんでいたいものは物理的な場所ではなく、唯一無二のパートナーのhoneyの隣という心理的な場所だから、絶対に離さないでおこう。そこは、絶対に流されたりしない。

 

なんだかぼんやりしたブログになっちゃったなぁ。でもま、いいね。