熱帯夜

女として女に愛され愛したい

女性のわたしが女性からセクハラを受けているという現実

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ああ、苦しい苦しい苦しい。どうしてそんなセクハラをするの?わたしはどうして女の人にセクハラされているの?この世の中は、異性愛主義なんでしょう!?構うな。誰も、わたしに構ってくれるな。と、やさぐれた気持ちになっているいま。とてもブルーです。

今日もまた「早く結婚して安心させて」「いいハナシは無いの?」母親でも父親でも祖母でも祖父でもない、ましてや親戚でもない仕事場の先輩に、攻撃を受けました(相手はもちろん、好意とちょっぴりのおせっかいで言っています)。

 

「早く孫が抱きたいの」

 

自分の親と同じ世代の女性からのそんな発言。そしていま産休を取っている仲間のハナシ。いまこの瞬間に『わたしのパートナーは女性なので、結婚ができないんですよね〜』と、シレーっと言ったら、楽しそうに笑っているこの人達はどんな反応をするんだろう。真面目に相槌を打っていたら死んでしまうその空間に気持ちだけをフワフワと浮遊させて、いつも通り自分を守るそんな空想に耽っていました。


冷静になったいま、ものすごく鬱々しい気持ちが溢れ出てきました。もう仕事を辞めたいとさえ思います。そう、わたしたちは常にこんな風にセクシャルハラスメントを受けて、誰にも傷ついたと言えず、仕事に支障をきたしています。

 

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もう、人生に疲れた……

 

どうして流せないんだろう。どうして大真面目に傷ついて落ち込むんだろう。わたしのパートナーは女性。根が頑固なのか、クソ真面目なのか「彼」と置き換えて喋ることができない。だってhoneyは男の人みたいに身体はがっちりしていないし、男の人みたいに声は低くない。男の人みたいにおちんちんがついていないけど、おっぱいがある。これをどうやって「彼」として話せばいいのかが分からない。無理だろ。女なんだから。

優しくて、まではいける。でもその続きをステキな人で終わらせたくない。優しくて、可愛い人。指がきれいで、メイクが上手な人。わたしを支えてくれて、料理が上手な人。同じ趣味を持っていて、絵が上手で、ボブが似合う人。お嫁さんにしたい人。どれも端折れるもんか。


相手にも自分にも嘘がつけない性格って、疲れるなぁ。自分で自分の首を締めている。だからもう呆れてくれて、構わない。でもどうか呆れたことを口に出さずに、そっとしておいてほしい。このブログはわたしのプライベートな日記帳。だから読んだらそっと閉じてください。何も言わずに、そばにいてください。

 

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できるもんならとっくにしてるわ、結婚なんか。バーカ。

週末のための準備

mira(@mirara_l)です。こんにちは。

この1週間で1年間のお仕事の、大きいものがほとんど終わりました。もう来年に向けて色々と準備をしなければならないのだけど、それでも自分に与えられた仕事が無事にこなせてホッとしています。だからちょっとだけ、肩の力が抜けている金曜日。

いろんなことがあったなぁ……3月はやっぱり感傷に浸っちゃいますね。でも前を向いて羽ばたいていくあの子達を、ずっと応援し続けたい。味方でいたい。わたしのかけがえのない、大事な大事な子どもたち。

 

個人的にはプレミアムBOOKデー、にした

 

世はプレミアムフライデーとか賑わっていますね、いいな。プレミアムフライデー。15時に退社してみたい。そんな夢は儚く消えて、まぁ普通に残業をしてきましたけど。それでもなんだか金曜日らしいことがしたくって、本屋さんに出掛けました。今日は、文房具は我慢我慢。

 

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昨日から狙っていた『JUNON』の4月号をゲット。拡樹さんのお写真とインタビューがお目当てです。JUNONはいつも拡樹さんの可愛さを本当に上手に引き出してくれますよね。『W!』VOL.12の方は東啓介スペシャルということで、がっつりとんちゃんが表紙ですが、こちらもノラガミのインタビューで拡樹さんが載っていたので早々と購入にいたりました。

そして、久し振りの小説。わたしとしては珍しい、ハードカバーの本。江國香織さんの『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』。ずっと気になっていたんです。ハードカバーって、美しくて丁寧な仕上がりの装丁、というだけでも立派な購入のきっかけになりますよね。

 

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この柔らかな色合いと、金色で描かれたヤモリやカエルやチョウに心を惹かれ、家に連れて帰りたい欲求に抗うことができずに購入しました。花粉症でどうも春は苦手なのですが、やはりどこかでこの表紙のようなあたたかな日を待ち望んでいるのかもしれません。

ホッと一息ついた気持ちになると、本が読みたくなります。静かに、文字を追いかけてただ情景を思い浮かべる。登場人物に感情移入したり、寄り添ったりしてみる。この週末はそんな風に贅沢な時間の使い方をしたいと思います。

 

文庫カバーを買いました

 

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これは今日ではないのですが、プレミアムBOOKデーをいいことにお気に入りを紹介。先日Instagramにあげましたが、お洒落な文具店でつくしのペンケースを買ったんですね。そのときに一緒に購入したCOETのブックカバーです。色はシボブラウン。こういうシンプルなブックカバーをずっと探していて、見本で置いてあったものを触らせてもらったらすごく手触りがよくて。ひと目見て気に入り、ひと触りして恋に落ち、わたしの相棒となったのでした。

合皮なのですがしっとり柔らかく、わたしの場合、永遠に触っていられる感触。企業から出た廃材を使っているから、材料がなくなり次第生産終了なのですって。切りっぱなし加工で味があって「ただひたすらブックカバーとしての役割のみである」シンプルさがお気に入りです。

COETというブランドのコンセプトなんかも読むと、もっと愛おしくなってくるから不思議。すごく好きだわ、ひとつひとつの商品の説明の仕方が。愛があって。

 

www.instagram.com

 

正体はこれでした

 

このブックカバーに乗っている煙草。……のように見えるソレ。わたしは煙草はやめたはずなのに、どうしてでしょう?ふふふ。正体はこれでした。

 

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セクシャルフルイディティという言葉に出会ったことで気持ちがラクになったお話

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こんにちは、mira(@mirara_l)です。

 

聞いたこと、ありますか?

 

最近、出会った言葉がありまして。その名も『セクシャル・フルイディティ』。わたしはレズビアンでLGBT当事者のひとりですが、この言葉は知らなかった。

好きになる相手によって性的指向が流動的に変わる人のことを指すんだそうです。だからバイセクシャルとも似ているけど、ちょっと違うらしい。「そのとき好きになった人が男だった、そのとき女だった」という言い方が1番分かりやすいんでしょうか。わたしはレズビアンなのでセクシャル・フルイディティの全部を理解するのは難しいですが、彼らはあくまで好きになった人の人間性に惹かれる、ということらしいのです。

レズビアンのわたしは好きになる性別は生まれつき決まっていて、女性だけが恋愛対象であることが一生変わりません。その辺は異性愛者と同じなんですよね。同性愛者は同性しか好きにならない。異性愛者は異性しか好きにならない。というように。

というかね、レズビアンであることをカミングアウトした友人などによく「好きになった人がたまたま女だっただけってことだよね!」とか無邪気に言われるのが1番腹立つ系レズビアンなのですよ。『ち、違うわ!!!そんなん違うすぎるわ!!!』と全力で拒絶したい衝動に駆られるのですよ。相手が女じゃないと好きにはならんのですわ。でもこのセクシャル・フルイディティの人たちは友人などにそう言われることに対してなんの抵抗もなく笑顔で「うん!」と言えちゃう人ってことですよね……?(驚愕)

バイセクシャルの人は恋愛対象が男性ならこういう人がいい、女性ならこういう人がいい、と決まっている……のかな?この辺も想像で話しているので、もし違ったらごめんなさい。なんにせよバイセクシャルの人も恋愛をするにあたって「男・女」という性別が前提にありますよね。セクシャル・フルイディティの人たちは性別は後からついてくるんですってーーー!(←本当に自分の辞書にないことだったから興奮しているの。わたしはすごいものに出会ってしまった!)

 

なんと、わたしのパートナーがこれだった!

 

そもそもなんでこの言葉というか性的指向について知ったかというと、わたしのパートナーはもともと「自分はノンケだ」と言っていて、でもわたしと出会って好きになってくれて。嬉しいんだけれど、なぜ?友達の延長線なのでは?とか、ノンケ寄りのバイセクシャルなのかな?と思っていたんです。

でもそういう話をする度に「あなた以外の女との恋愛なんて考えたことない。他の女性には性的には惹かれない……と思う」とか「確かに男が好きだったけど、男といま付き合えるかって言ったら分からない……かな」とかいう発言があって。バイセクシャルであったとしたら、女の人にも惹かれた経験があったり、タイプの顔や性格があるはず。そしてやはりそうだとしたら、わたしと付き合っていても、男の人と付き合うことを簡単に想像できるはず。

わたしも、パートナー自身も、このセクシャルはなんなんだろうなんなんだろうってずっと謎だったんです。……それが、スッキリしたのよ!このセクシャル・フルイディティという性的指向に出会って!なにより無意識にでも好きになる性は流動性のあるものとしている人の存在に驚いた!そしてそれが、自分のパートナーであったこと!バイセクシャルだとしたら根本を絶対に分かり合えないけど、なにこれ!もっと分かり合えないじゃない!(笑)

でもだからこそ、話し合って、お互いの気持ちを取りこぼさないようによく聞いて、擦り合わせて、納得したり質問し合ったり、気持ちを飲み込んだり感動したりして、そんな風に一緒にいることが楽しいんだろうなあって思うのです。必ずしもレズビアンはレズビアンと付き合う必要はない。ノンケと付き合ったって、バイセクシャルと付き合ったって、MTFと付き合ったって、FTMと付き合ったって、いいわけですよね。恋愛の形に正解はないし。

性的指向とか、性自認とか、知っても知っても足りないですね。深いところまで突き進めると本当に当事者でも混乱します。でも面白い世の中だ。だってこんなこと別に知っていても知らなくても、わたしとパートナーがこうして一緒にいることは変わらない事実。多様性を認め合える世界になるといいですよね。こう言ってしまうと簡単で、なぜかとても薄っぺらく聞こえるけど。自分と人との違いを大切にできる人でありたい。し、そんな大人をいっぱいこの世に送り出していくことが、わたしの仕事でもあるのかなぁ、と思ったりしました。

随分と話が飛躍してしまいましたが、そんなこんなである日突然、新しいものとの出会いによって心が救われるというか、気持ちが少しだけ楽になるような出来事があったので、きちんとここに記しておきます。

 

今日、うれしかったこと

 

3月に、剣豪将軍義輝のプレミアム上映会+トークイベントに参加できることになりました!もっと歴史を深く知りたくなるシリーズが大好きなので、すっごく嬉しい!先着順でしばらくローチケが繋がらず、かなり焦りましたが、honeyが無事に取ってくれました。ありがとう……嬉しい。楽しもうね。

 

(※この記事を公開するにあたって、パートナーには予め内容を確認してもらい、了承してもらっています)